今回のテーマは「安定性」「確実性」です。
今の景気後退局面では、株ではなく債権が買われます。
まだ今は金融引き締め局面なので債券も売られていますから買ってはダメなんですが
金利が安定してきたら今度は国債を買って株を売る動きが強まるでしょう。
こんな感じのイメージです。
であれば、最初から株なんか買わずにもう国債を買って安定した利回りを得ればいいじゃないですか、となりますよね。とはいえ、国債は株と違って購入が簡単ではないので、国債に投資するファンドを頼りにしてみよう、ということです。
国債金利が上がり切ってしまえば、国債の価格は上がることはあってもしばらくは下がることはありません。それまでにさんざん売られてきたので金利が下がる局面でも国債は買われ続けるのです。
アメリカ国債を中心に、グローバルにリスク分散してくれる人気ファンドがおすすめ
特に1位の「アライアンス・バーンスタイン・ハイ・インカム・オープンA」は分散のバランスが良く、20年平均でも高い利回りをキープしてくれています。
アメリカ国債といっても、このように「償還日」の設定によってリスクの高いものから低いものまでしっかりしています。
もっと言えば、いままで40年は国債金利は下がる一方でしたがこれからは慢性的にずっとインフレ圧力がかかるといわれており、国債の利回りもかなり安定すると思います。IDECOなどを検討する人は、株ではなくむしろこういった商品を狙うと良いでしょう。
4位の「グローバル・エマージング・ボンド・オープン」もよい商品です。
こちらは利回りの高い新興国を中心としています。
アメリカと違ってリスクがありますが、その分積極的な分散を行っています。
極論、1国がデフォルトリスクなどで下がっても他がカバーできるということです。
実際にここ20年で高いパフォーマンスを上げています。